8620の加工 其の27

銅線でボイラーをきつく巻いてから、ボイラー補強板を半田付けしました。

煙室とボイラー部を合体しました。

ボイラーバンドを付けてからでは、ハードな修正が出来ないので、ボイラー関係の組立に関する事前の確認をします。先ずボイラーの歪みをチェックしました。真円で無かったので修正しました。

非公式側のハンドレールノブ取付完了です。ハンドレールノブを1本ずつ、スペーサーに合う様に修正しながらですので、すごく時間が掛かります。

ボイラー内側からノブを入れ線を通します。厚紙で線を押し上げる様にして、ノブを内側で半田付けします。

半田を溶かし、アングルから慎重に取り外して、裏の半田を除去しますが、なにせペラペラな帯ですので、大変神経を使います。

0,05tの真鍮板を、10×10の真鍮アングルに半田で固定し、フライス盤でφ1ミリのエンドミルで、0,85幅の帯板を作ります。予備も入れて5本必要なのでこの工程を2回します。

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適当なアングル材をリベットをカバーして半田付けしました。後で筋彫りのガイドにしますので、慎重に位置決めします。浮き出し筋をキサゲで削ります。

円筒部分はヤスリで削り、上右画像の←部分はキサゲで削り取りました。エッチングで浮き出し表現の(赤矢印−筋)を、削り取り本当の筋彫りをします。

浮き出し筋をキサゲで削りました。筋彫り終了しました。

ウイストさんのバックプレートを使い、キャブ内も少し加工するので、ボイラーのキャブ内部長さを7ミリ短縮しました。

2本目のバンドを削りました。(第一次キットにはスチームドーム部の帯表現が無しでした)3本目の帯は火室部のリベットを削らない様、養生が必要です。

この帯は←部分がヤスリ掛け出来ません。どうするか熟慮中です。

2本目の帯付けました。3本目のケガキ線入れてます。

3本目の帯付けました。大変な作業です・・・

4本目最後の帯を付けますが、矢印の凹部分を半田後、線でロックしておかないと、ボイラー部を半田付けする時に浮いてしまいます。この帯は計4箇所ロックします。

4本目の帯付けました。

ボイラー端面からノギスでケガキせんを入れ、帯板を半田付けしました。

ボイラー補強板を半田付けする時に、浮き上がらない様、線でロックします。

煙突取付の穴を確保する為、帯板を削除する為、此処も線でロックします。

半田を綺麗に処理しました。半田のキサゲが大変です。

煙室の当て板を板から切り出し半田付け、ボイラーとの接合時にバラケない様線材でロックしました。

ボイラー先端に嵌める構造ですが、、きつくて入りませんでしたので、ルーターで少しづつ修正して、入るようになりました。

オーナー様のご要望で、ボイラーバンドの幅が広すぎるので、付け替えて欲しいとの事で、ボイラーバンドを削って見ました。綺麗に削れました。(根気が要りますが・・・)

適当な帯板を半田付けします。

1ヶ所ノブを入れて様子を見ています。

ハンドレールノブの穴を拡げるときは、頭部を動かない様、押さえて開けます。

半田付けしたスペーサーの表面をヤスリ、ノブがきつく入る様穴を調整します。

ハンドレールノブを付けますが、キットの穴を埋めるスペーサーを、旋盤で作成しました。穴より0,1ミリ程大きく作ります。

キットの穴に圧入します。裏の出っ張りを最小限にします。半田を流して置きます。

ハンドレールノブは当工房の0187(長)、0188(短)を使います。この製品はボイラー内側からノブを出すタイプです。