8620の加工 

其の17

※組み立て等にかなり高度な技術が要ります。
熟慮の上お求めください。

開き防止の為図の箇所に0,3ミリの穴を両側から貫通させます。

0,3ミリの洋銀線を通します。

左図の矢印部の滑り子(実物とは形が違いますが)が加減リンクの溝をスムーズに上下するか確認して下さい。ラジアスロッドの後端は未だ曲げを戻さないで下さい。

8620のバルブギャー組み立てのページ

メインのクランクピン用の穴を開ける時、ボール盤を使う場合は不要の板に半田付けして開けて下さい。

矢印のボスを削り穴を0,6のドリルで拡げます。

半田付けで線を固定します。

ラジアスロッドの穴2ヵ所を0,5のドリル通しして置いて下さい。

ランナーをカットしてネジ穴板の仕上げ後、加減リンクの耳軸用穴を0,5のドリル通ししておきます。

内側に付ける加減リンク受けの穴も同様にドリル通しします。

段付き部分を両パーツに通します。

M1,4のネジを切ります。

パーツのバルブガイドのスリット幅が狭いので、ラジアスロッドと合併テコの関節部は、図の様にガイドの上に出ます。

クロスヘッドとユニオンリンクの連結はリンクの片側を切断してしまいます。

ピンを通して半田付けです。

凝る方はクロスヘッドを、実物通りの形態に加工して、ユニオンリンクで挟み込んで止めると良いでしょう。

リターンクランクは S035 を使用します。8620専用です(大型機用より小さい)

もう片側も同様に組み立ててセットして見ます。加減リンクとラジアスロッドの動きをチェックして下さい。

※鉄色新素材製の各ロッドは裏になる方をドライバーの先端で強く”しごいて”置くと強度が出ます。

ランナー側の細い部分を少し残して仕上げます。(段付きピンになります)

裏で必ずペーストを使用して半田でピンを止めます。出っ張りは極力ヤスって下さい。

8620のバルブギャーの組立は S036
関節ピンセットを使用します。

リターンクランクとエキセントリックロッドの組立は真ん中の段付きピンを使います。各ピンはランナー側を長いまま切って使います。

段付きピンのランナー側をピンバイスに咥えます。

反対側も半田しますがピンセット等できつく閉じながら半田します。

両側とも完全にフラットに仕上げて下さい。

加減リンクの溝にラジアスロッドの出っ張りを入れて開きを閉じます。

内側用パーツは左右共通です。片側の穴を1,1のドリルで仕上げて下さい。

バブルギャーのページ其の2へ

加減リンクは特に丁寧に磨いて下さい。加減リンクに開いている穴(矢印部)に耳軸ブロックの臍を入れて半田付けします。

鉄色新素材製の各パーツはステンレスの柔らかいブラシで丁寧に磨いて置いて下さい。

S030 モーションプレートから始めます。

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こんな感じになります。

付属のネジで仮にセットして見ます。

左右が出来ているのを確認して不要部をカットします。