8620の細密加工 其の1

花輪線で晩年まで活躍していた  ハチロク を作ります。
特定番号機ではなく、良い所取りの機関車になる予定です。

M0,5のネジ 12か所切りました。

イコライザー用の部材もロストが出来て来ました。

動輪押さえ板が使えませんので、動輪の抜け止めを作りました。
小さい被切削物の場合、真鍮製のアングル(大きなホームセンターで買えます)に半田付けして、加工後半田をばらします。
6個しか要らないのですが、予備として余計に作りました。

フレーム後部の各穴2ヵ所は、実物図面より割出して、10倍寸の図面を書き、1ミリエンドミルで加工しました。

左右のフレームの位置出し用スペーサー穴を開けてから、半田をばらしました。後部のスペーサー用穴は、当該位置に各穴2ヵ所が開くので、加工しません。

35年前に珊瑚さんで発売されたキットから加工します。ロストパーツが単式コンプレッサーのみという、シンプルなキットです。

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動輪の抜け止めをフレームに、M0,5のネジ止めする様にします。めくら穴に極細のタップ立ては嫌なので、該当部の裏に逃げの溝を掘りました。

実物のフレームを模して下端を削り出しました。もうキットの動輪押さえ板は使えません。
オーナー様のご希望で、・実物に近いイコライジングを・との事ですので、動輪の軸受に嵌める構造の、部品の原型を作りました。6個入りますのでロスト屋さんにお願いしました。

ユーザー様のご要望で、イコライザー関連を”凝りたい”との事で、下廻りを新製します。1ミリ厚の快削板から作ります。

0,42のドリルで下穴を開けM0,5のネジを切りました。

材料を2枚半田で付けて置いて、フライス加工でオリジナルの台枠と同寸に加工しました。

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